英語学習についてこんな悩み・不安ありませんか?
- スピーキングが苦手
- リスニングができない
- リーディング力向上に効果的な学習法がわからない
- そもそも何から始めたらいいのかわからない
でも、どうすればいいの、、、?
そんな人におすすめなのが、音読です!
音読ならこうした「不安」を全て解消できます。
正しいメソッドで音読に取り組めば、英語の運用力が向上して、英会話を今よりもずっと楽しめるようになります。
- 音読のメリット
- 音読のやり方
- 音読の注意点
英語力を総合的に高めたいと考えている人には、非常に参考になる内容なのでぜひご覧ください!
音読のメリット
音読のメリットを解説します。
英語脳が手に入る
メリット1つ目は英語脳が手に入ることです。
英語脳とは、英語を日本語に置き換えることなく解釈できる状態を指します。
なぜ音読で英語脳が手に入るかというと、意味を考えながら音読することで瞬時に英語が解釈できるようになるからです。
解釈に日本語を介在させないためにはコツがあります。それは左から右に意味取りすることです。
英語と日本語は語順が違うので、返り読みをしていると英語脳は手に入りません。
英語の語順に従って意味取りすることが重要です。
音読では必然的に左から右に意味取りすることになるので、帰り読みを防止できます。
このように、英語の語順に従って意味取りができるようになれば、日本語を介在させずに、解釈できるようになるのです。
リーディング、リスニング、スピーキングを総合的に鍛えられる
メリット2つ目はリーディング、リスニング、スピーキングを総合的に鍛えられることです。
まずは、音読はリーディング力向上に効果があります。
なぜなら、先ほど述べたように日本語を介在させずに、英語を解釈できるようになるので、読むスピードが上がるからです。
そして、音読はリスニング力向上にも効果的です。
なぜなら、音声を聞きながら音読を行うことで、正しい発音が身に付くからです。
「自分で発音できない音は絶対に聞き取れません」
つまり、自分で正しく発音できるようになれば、自然と聞き取れるようになるのです。
また、正しい発音が身につけばスピーキング力向上にもつながります。
なぜなら、相手に理解してもらいやすい英語を話せるようになるからです。
このように音読は英語力を総合的に鍛えられる、効率的な学習法です。
音読のやり方
音読のやり方を詳しく解説します。
ステップ①:英文に一通り目を通して全て理解する
まずは英文に一通り目を通して全て理解します。
知らない単語、文法はこの段階で全て調べておきます。
ステップ②:英文と和訳を照らし合わせる
次に自分の理解が合っていたか和訳と照らし合わせて確認します。
1文ずつ英文と和訳を照らし合わせて、意味を確認します。
ステップ③:音声を聞く
内容が全て理解できたら、英文の音声を聞きます。
ここで確認してほしいのは、息継ぎの場所です。
息継ぎの場所=意味のかたまりです。
つまり、適切な場所で息継ぎできるということは、意味のかたまりを意識しながら読んでいるということになります。
自然な息継ぎはスピーキング力向上に欠かせませんし、リスニングの際も意味のカタマリごとに意味取りができるようになります。
ステップ④:構造を意識しながら音読(1-10回目)
ここから本格的に音読に取り組みます。
最初の10回は、構造を意識しながらゆっくり音読します。
この段階では、意味取りをする余裕がないはずです。
一旦意味取りは置いておいて、意味のカタマリなど、英文の構造を捉える意識を持ってください。
多少時間がかかっても大丈夫です。ゆっくり丁寧に進めましょう。
ステップ⑤:意味を考えながら音読(11-20回目)
次の10回は、意味を考えながらゆっくり音読します。
英文の構造が押さえらえられたので、今度は意味取りをしていきます。
機械的に読むだけでは意味がありません。
音読しながら、頭の中に具体的な状況がイメージできているか、確認しながら進めていきましょう。
ステップ⑥:仕上げの音読(21-30回目)
最後の10回は仕上げとして通常速度で音読します。
音声と同じ速度で音読することを目指しましょう。速度を上げた結果、英文の構造を無視したり、意味取りができなくなっては意味がありません。
ステップ④、⑤で意識していたことを、通常速度で音読しても変わらずに、意識できる状態が理想的です。
音読用の教材の選び方
音読用の教材の選び方を解説します。
全文訳があるもの
音読用の教材には全文訳があるものをおすすめします。
なぜなら、下準備の段階で英文の意味を押さえた状態で、音読に取り組めるからです。
意味も分からないまま、がむしゃらに音読しまくっても効果は限定的です。
意味を確認できる全文訳は、初心者には特に必要になります。
音声付きのもの
音読用の教材には、音声付きのものが理想的です。
なぜなら、その教材をリスニング学習にも活用できるからです。
聞き取り能力を伸ばすにはシャドーイングが効果的です。
音声付きの教材であれば、音読の後にシャドーイングにも取り組むことが可能になります。
音読だけでもリスニング力を伸ばすことは可能ですが、同時にシャドーイングにも取り組むことで、さらに効率的に聞き取り能力を伸ばすことができます。
シャドーイングについては「【初心者必見】リスニング力を伸ばすシャドーイングについて解説」で解説しています。
音読の注意点
音読に取り組む上での注意点を解説します。
作業にしない
注意点1つ目は作業にしないことです。
なぜなら、意味取りができていない状態でいくら音読しても十分な効果は得られないからです。
何度も音読しているとついつい音読することが目的になりがちです。
ですが、音読することが目的ではなく、素早く意味取りができる状態を目指すことが目的であり、音読自体はそのための手段に過ぎません。
このことを常に認識しておく必要があります。
最低30回取り組む
注意点2つ目は最低30回取り組むことです。
なぜなら、適切な読み方を定着させるには、何度も繰り返し音読することが必須だからです。
1度や2度音読しただけでは大した効果は得られません。
ポイントを意識した能動的な音読を繰り返すことで、着実に英語力がアップします。
最低30回は取り組むことを覚えておきましょう。
下準備を怠らない
注意点3つ目は下準備を怠らないことです。
音読を始める前に、音読用教材の英文の意味、構造、音源は全て確認しておくべきです。
なぜなら、音読の目的は英語脳を育成することだからです。
英語脳とは英語を日本語に置き換えることなく解釈できる状態を指す言葉でした。
この状態を目指すには前提として、なぜこのような意味になるのか押さえておく必要があります。
それを自動化させるのが音読の役割なのです。
まとめ:音読で英語の総合力を高めよう!
今回は音読のメリット、具体的なやり方を解説しました。
英語の総合力を高めるうえで、音読は非常に効果的な学習方法です。
音読のメリットは以下の通りです。
- 英語脳が手に入る
- リーディング、リスニング、スピーキングを総合的に鍛えられる
音読のやり方は以下の通りです。
- ステップ①:英文に一通り目を通して全て理解する
- ステップ②:英文と和訳を照らし合わせる
- ステップ③:音声を聞く
- ステップ④:構造を意識しながら音読(1-10回目)
- ステップ⑤:意味を考えながら音読(11-20回目)
- ステップ⑥:仕上げの音読(21-30回目)
今回紹介した手順通りに音読を実践することで、英語の運用力が高まることをきっと実感できるはずです。
継続することが何より大切なので、音読を実践する中で気になることがあれば、そのたびに今回の記事を参考にして、取り組んでみてくださいね。
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