社会人になってから英語を本格的に勉強し始めた人は、このように悩んでことがあるのではないでしょうか?
- 30代からじゃもう無理かな
- 今から始めても遅いかな
- 仕事で忙しくて単語暗記なんて全然捗らない

こんな風に悩んでいる人は「効率的な英単語学習法」を知ることがおすすめです
なぜなら、英単語は英語学習の全ての基礎になる要素なので、ここを効率的に学習できれば、英語学習全体の効率化につながるからです。
効率的な英単語学習の効果は絶大です。
今回の記事の内容を参考にすれば、忙しくて時間が無い中でも、効率的に英単語暗記を進められるようになります。
そして英単語が身につくと、リスニングやスピーキング力向上にもつながるので、その後の学習が一気に進めやすくなります。
- 英単語を覚えられない理由
- 英単語暗記の大原則
- 正しい単語暗記のやり方
- 忙しい30代社会人でもできる理由
今からじゃもう無理と諦めかけている人へ!
英単語暗記を制する者は、英語学習を制します!
どうすれば効率的に英単語暗記ができるのか、解説していますので、ぜひご覧ください!
英単語を覚えられない理由

みなさん、英単語暗記はかどっていますか?
目を輝かせて英単語暗記に取り組んでいる人はここにはいないでしょう。
「頑張っているのに全然覚えられない」
そう悩んでいる人が大半ではないでしょうか。
できれば避けたい単語暗記ですが、英単語は全ての基礎になるので避けては通れません。
なぜ英単語暗記は上手くいかないのでしょうか?
実は英単語暗記が苦手な人にはいくつかの共通点があります。
まずは、失敗してしまう理由を確認してみましょう。
回数不足
みなさんはお手持ちの単語帳を何周しましたか?
「単語帳を1周したのに全然覚えられない」という人がいますが、はっきり言って回数不足です。
最低でも同じ単語を6回、7回以上見ないと覚えられません。
初めからそれくらい反復しないと覚えられないと認識してくべきです。
1,2回見ただけで覚えられるだろうと思っている人は、やり始めて覚えられないとすぐに挫折してしまいます。
例えば、みなさんがあるカフェの店員さんに顔を覚えてほしいとします。
どのくらいの頻度でカフェに通えば覚えてくれるでしょうか?
1回や2回行ったぐらいでは、何の印象にも残らないですよね。
5回行っても「はじめまして」と言われてしまうかもしれません。
20回、30回行けば常連客として認識される可能性は高いでしょう。
これは英単語暗記にもあてはまります。
1回や2回来ただけのお客さんの顔を覚えていないのと同様に、1回、2回見ただけでは英単語は覚えられないのです。
みなさんが単語を覚えられないのは、記憶力が悪いからではなく、回数が足りていないからです。
期間を決めていない
単語帳を1年も2年もかけて進める人は遅すぎます。
だらだらやっている人が多いです。
最初にやった単語なんてほぼ忘れてしまっているでしょう
1年以上もかけると、反復するのに時間がかかり過ぎます。
覚えられている実感が湧かないので、モチベーションも上がりません。
先ほどカフェの例を出しましたが、実は続きがあります。
20回、30回行けば店員さんに顔を覚えてもらえると言いました。
ですが、同じ30回でも「1週間で30回」と「5年で30回」ならまったく意味が変わってきますよね。
1週間に30回も通えば覚えてもらえそうですが、5年で30回なら何の記憶にも残っていないでしょう。
つまり、回数を重ねることは大事ですが、それだけでは十分ではなく、期間も決めておく必要があるのです。
英単語暗記の大原則

以上の失敗する人の共通点を裏返すと、英単語暗記の大原則が導けます。
それは、「短期集中、高速回転」です!
英単語学習を進めるうえで事前に考えておくべきことは、以下の通りです。
- 1か月で1000単語など「期間」と「覚える単語数」を決める
- 期間は1か月、2か月など短期間がおすすめ
- 1日最低でも100-200単語は進める
- 接触回数を増やすことが大事
- 1つの単語にかける時間は短くていい
- 同じ単語を何度も見返す
ポイントは、”短期間に何度も反復する”ことです。
以上のポイントを踏まえていれば、かなり効率的に英単語学習を進めることができます。
正しい単語暗記のやり方
英単語暗記の大原則を踏まえた、正しい単語暗記のやり方を解説します。
まずは単語暗記に取り組む期間を決めましょう。
最初は成功体験を作ることが大事なので、1か月程度の短期間で設定するのがおすすめです。
次に決めた期間から逆算して、1日何単語進めるか決めます。
具体的には、1週間あたり何単語進めるかを決めます。
例えば、1か月で400単語なら400単語÷4週間で1週間につき100単語となります。
そして、同じ範囲を1週間見続けます。
先ほどの例だと、同じ100単語を1週間見続けるというわけですね。
翌週以降は次の範囲を同じように進めます。
以上が英単語学習の全体像になります。
具体的なケースを見た方が理解しやすいので、1か月で1000単語進める場合を想定して解説します。
例:1か月で1000単語進める場合
1か月で1000単語覚えるので、1日250単語進めることになります。(1000単語÷4週間=250単語)
表にまとめると以下の通りです。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
1週間目 | 1-250 | 1-250 | 1-250 | 1-250 | 1-250 | 1-250 | 1-250 |
2週間目 | 251-500 | 251-500 | 251-500 | 251-500 | 251-500 | 251-500 | 251-500 |
3週間目 | 501-750 | 501-750 | 501-750 | 501-750 | 501-750 | 501-750 | 501-750 |
4週間目 | 751-1000 | 751-1000 | 751-1000 | 751-1000 | 751-1000 | 751-1000 | 751-1000 |
1週間目に取り組む範囲は1-250番目です。
1週間目はこの範囲を毎日進めます。
2週間目以降は、次の250個(251-500)を同じように進めます。
3週目以降も同様に進めます。
こうすれば全ての単語を7回、目を通すことになります。
つまり、1週間につき同じ範囲の250単語を毎日繰り返して見るということです。
英単語暗記の大原則を覚えていますか?
「短期集中、高速回転」でしたね。
1か月という短期間に単語帳を高速回転させて、同じ単語を7回も目を通すわけですね。
毎日同じ250単語を進めるので、最初はしんどいです。
個人的には、5回目ぐらいまでは全く覚えられない、しんどい期間ですが気にしなくて大丈夫です。
6回目ぐらいから徐々に見覚えが出てきて、少しずつ楽になってきます。
覚えてきた実感が出てくれば、誰でも多少は楽しくなってくるものです。
最初が1番しんどいですが、やればやるほど楽になると信じて取り組みましょう!
忙しい30代社会人でもできる理由
ここまで正しい単語暗記のやり方を解説してきました。
とはいえ仕事で忙しい社会人にとっては1日数百単語と聞くと「自分には無理だ」と思うかもしれませんね。
そこで、毎日忙しい社会人でも英単語学習を成功させられる理由を解説します。
1回あたりの学習時間は短くていいから
1つ目の理由は1回あたりの学習時間は短くていいからです。
なぜなら、20分もあれば100単語は余裕で進められるからです。
20分であれば、隙間時間に取り組むことが可能です。
また、1度に20分が厳しければ、5分×4回でも構いません。
要するに、工夫次第でいくらでも勉強時間は捻出できるので、「時間がない」という思い込みをいったん横において、1日の過ごし方を振り返ってみましょう。
まとまった時間を取らなくていいのは、多忙な社会人にとって好都合です。
ぜひ、隙間時間を見つけて、英単語学習に取り組んでみてください。
隙間時間については、「【忙しい社会人必見】英会話初心者でもすぐに実践可能!隙間時間活用法!」で解説しています。
習慣化できれば忙しくても継続できるから
2つ目の理由は習慣化できれば忙しくても継続できるからです。
単語学習は毎日継続することが何よりも重要です。
そして、継続するためには習慣化させるのが最も有効です。
通勤電車、寝る前など「ここなら時間が取れる」という時間を捻出して、コンスタントに継続しましょう。
習慣化は他にも応用が利く、非常に汎用性の高いテクニックです。
英単語学習を習慣化できるということは、他の学習も習慣化できるということなので、これからの英語学習は間違いなく効率的に進むでしょう。
習慣化については「【なぜ続かないのか】英会話学習を挫折する理由&対策法を解説!」で解説しています。
英単語学習おすすめカスタマイズ法3選
ここまで紹介した英単語暗記のテクニックは最低限意識してほしい、全てのベースとなるものです。
そのまま実践してもいいですし、個人に合わせて微調整しても構いません。
微調整する際に参考にしてほしい、さらに英単語暗記を効率的に行うためのカスタマイズ3選を紹介します。
いいなと思う方法があれば、ぜひ取り入れてみてくださいね。
方法①:声に出しながら覚える
方法①は声に出しながら覚えるです。
なぜなら、五感をフルに使うことで記憶に残りやすくなるからです。
声に出すことで発音の練習にもなるので、英会話にも活かせます。
単語を覚える目的が英会話力を高めたいという人にはうってつけの方法です。
ただ意味がわかるだけでなく、実践的な知識になります。
方法②:音と一緒に覚える
方法②は音と一緒に覚えるです。
なぜおすすめかというと、リスニング対策になるからです。
リスニングで苦戦する人は、想定している音と実際に聞こえてくる音にギャップがあります。
ギャップが生まれる原因は、正しい発音で英単語を覚えなかったからです。
せっかく英単語を覚えるなら、発音を聞きながら覚えてしまいましょう。
また、単語の音声を聞くだけなら、手がふさがっていても取り組みやすいです。
満員電車の中、家事中など単語帳を広げる余裕がない時は、英単語帳の音声を聞く時間にしてみるのはどうでしょうか。
これだけで、みなさんの学習効率はグッと上がりますよ。
方法③:画像検索
方法③は画像検索です。
なぜ有効かというと、視覚情報が加わることで記憶に残りやすくなるからです。
これは、どうしても覚えられない単語に特に有効です。
全ての単語を画像検索していると時間がかかりすぎるので、何度やっても覚えられない単語に限定して取り入れてみてください。
使う場面を具体的にイメージできるので、単語帳で文字だけ見ている人はぜひ試してみてください。
まとめ:30代からでも遅くない
今回は忙しい社会人でも実践可能な英単語暗記法について解説しました。
英単語暗記に失敗してきた人はたくさんいますが、そうした人は記憶力が悪いのではなく、やり方が間違っていただけです。
英単語を覚えられない理由は、以下の通りです。
- 回数不足
- 期間を決めていない
今回紹介したポイントを意識するだけで今よりもはるかに効率的に単語暗記を進められますよ。
今回紹介した単語暗記法は1回あたりにかかる時間が短いので、仕事で忙しい社会人でも十分実践可能です。
忙しい社会人でもできる理由は、以下の通りです。
- 1回あたりの学習時間は短くていいから
- 習慣化できれば忙しくても継続できるから
決して楽ではありませんが、その分着実に取り組めば間違いなく成果を実感できます。
英単語暗記に悩んでいる人は、今回の記事の内容を参考に、少しづつ単語学習に取り組んでいきましょう!
わからないことがあればその度にこの記事に戻って、確認しながら進めていきましょう!
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