英会話学習を始めたばかりの人はこんな悩みを抱えたことがあるはずです。
- 効率的なスピーキング学習方法がわからない
- 英語が話せるようになりたいけど、何から始めたらいいんだろう?
こんな悩みを抱いている人におすすめなのが、ひとりごと学習法です。
ひとりごと学習法は、誰でも気軽に取り組めて、かつ文章構築能力が向上する、非常に効果的な学習方法です。
言いたいことがすらすら英語で表現できるようになり、「あれ、これ英語でなんて言うんだろう?」と頭を悩ませることが激減します!
- ひとりごと学習法のメリット
- ひとりごと学習法のやり方
- ひとりごと学習法の注意点
英語学習を頑張っているのに、全然話せるようにならないという人には、非常に参考になる内容なので、ぜひご覧ください!
ひとりごと学習法とは?
ひとりごと学習法とは「頭に思い浮かんだことを瞬時に英語で言ってみる」という学習方法で、スピーキング力向上に非常に効果的です。
ひとりごと学習法のメリット
ひとりごと学習法には以下のようなメリットがあります。
瞬発力が鍛えられる
メリット1つ目は瞬発力が鍛えられることです。
なぜなら、思い浮かんだ内容をすぐに英語で表現するからです。適切な表現がすぐに思い浮かぶようになると、英会話のペースも良くなります。
例えば、思い浮かんだ内容を言葉にするまでに間があると、どうしても気まずい雰囲気になりますが、瞬発力が身につけば、瞬時に返答できるので、スムーズなやり取りが可能になります。
つまり、瞬発力が鍛えられることがメリットです。
知っている知識から使える知識になる
メリット2つ目は知っている知識から使える知識になることです。
なぜなら、ひとりごと学習法は英語の運用力を鍛えられるからです。
基礎力を身につけたのに、英語が話せるようにならないと悩んでいる人は多いですが、そうした人にかけているのは運用力を鍛えることです。
つまり、知識を「知っている」から「使える」に昇華させる必要があるのです。
「実際に自分でも覚えた単語を使おうとする」、「習った文法事項を使って例文を作ってみる」、こうした練習が運用力向上につながります。
ひとりごと学習法は上記のように、積極的に知識をアウトプットする練習なので、運用力向上に非常に効果的です。
要するに、知っている知識から使える知識に昇華できることがメリットです。
ひとりごと学習法のデメリット
ひとりごと学習法のデメリットも確認しておきましょう。
合っているか不安になる
デメリット1つ目は合っているか不安になることです。
なぜかというと、ひとりごと学習法は瞬時に言いたいことを英語にするトレーイングなので、正確性よりも瞬発力を重視しているからです。
慣れないうちは、自分で作った英文が正しいのか不安になるでしょう。
ある程度知識がある人はいいですが、初心者のうちは誰かに見てもらいアドバイスを受けられる学習法の方が適していると言えます。
つまり、自分1人で進めるひとりごと学習法は、合っているかどうかの確認ができないことがデメリットです。
継続しにくい
デメリット2つ目は継続しにくいことです。
なぜなら、先述の通り、ひとりごと学習法は1人で進めることになるからです。
計画的に進めることが得意な人には向いていますが、まだ英会話学習が習慣化していない人には、継続が難しいかもしれません。
ひとりごと学習法は誰からの反応も得られないので、効果を実感するまではモチベーションを維持するのが難しいでしょう。
つまり、継続しにくいことがデメリットです。
ひとりごと学習法のやり方
それでは、ひとりごと学習法の詳しい手順について解説します。
ステップ①:日本語で「言いたいこと、目についたもの」を頭に思い浮かべる
まずは、日本語で「言いたいこと、目についたもの」を頭に思い浮かべます。
「お腹すいた」でも「もうすぐ雨が降りそう」でも思いついたことは何でも大丈夫です。
ステップ②:英語で表現する
思い浮かべた内容を英語で表現してみましょう。あくまでひとりごとなので、短めの文章で全く問題ありません。
自分の持っている単語知識、文法知識を総動員して英語で表現します。
ステップ③:声に出して言ってみる
英語で表現できたら、それを声に出して言ってみましょう。
思い浮かべた内容は極めて身近な内容なはずなので、気持ちを込めて発音するとさらに効果的です。
ステップ④:英語で言えなった表現があれば、すぐに調べてメモしておく
英語で言えなった表現があれば、すぐに調べてメモしておいてください。
調べっぱなしだと、すぐに忘れてしまうので、「言いたかったリスト」を作成しておいて、すぐに見返せる状態を作りましょう。
そして、次にひとりごと学習に取り組む際は、そのリストに載っている表現を積極的に使うようにしましょう。
ステップ⑤:上記ステップ①~④の繰り返し
上記ステップ①~④を繰り返します。
自分で作った英文が正しいか不安になるかもしれませんが、完璧を目指し過ぎずに、どんどん反復することが大切です。
英会話初心者が気を付けること
ひとりごと学習法に取り組む上での注意点を解説します。
時間を決めて取り組む
注意点1つ目は時間を決めて取り組むことです。
事前に時間を決めないと集中して取り組めないからです。
ひとりごと学習法はいつでも実践できる分、だらだらと続けてしまいがちです。
例えば、「10分」と決めて、その間は集中して取り組むようにするのがおすすめです。
時間を決めて取り組むようにしましょう。
調べたことはメモして次に活かす
注意点2つ目は調べたことはメモして次に活かすことです。
なぜなら、いつも同じ単語、文構造を使っていると表現の幅が広がらないからです。
ステップ④の「英語で言えなった表現があれば、すぐに調べてメモしておく」で、言いたいけど、言えなかったセリフリストが完成しているはずです。
重要なのは、メモして終わりにするのではなく、メモしたセリフを次のひとりごと学習法の際に、実際に言ってみることです。
こうすることで、表現の幅が広がり、いつも同じセリフになっていまう状態を防止できます。
調べたことはメモして、必ず次に活かすようにしましょう。
十分なインプット学習、基礎力を身につけてから取り組む
注意点3つ目は十分なインプット学習、基礎力を身につけてから取り組むことです。
ひとりごと学習法はアウトプットにあたります。基礎力をみにつけていないと、十分な効果が得られません。
具体的には単語知識、文法知識、発音知識の3つが求められます。
これらは英語の基礎力なので、英会話初心者はまず基礎力を固めることをおすすめしています。
つまり、基礎力を身につけてから、ひとりごと学習法に取り組むべきなのです。
まとめ:今すぐひとりごと学習法に挑戦しよう!
今回はスピーキング力向上に効果的なひとりごと学習法について解説しました。
ひとりごと学習法は、基礎力を身につけた人が、スピーキング力を伸ばしていくのに、効果的な学習法です。
ひとりごと学習法のメリットは以下の通りです。
- 瞬発力が鍛えられる
- 知っている知識から使える知識になる
英語の運用力を鍛えらえる最も手軽な勉強法です。
ひとりごと学習法のやり方は以下の通りです。
- ステップ①:日本語で「言いたいこと、目についたもの」を頭に思い浮かべる
- ステップ②:英語で表現する
- ステップ③:声に出して言ってみる
- ステップ④:英語で言えなった表現があれば、すぐに調べてメモしておく
- ステップ⑤:上記ステップ①~④の繰り返し
英会話で言いたいことがぱっと出てこず、悩んでいる人は今回紹介したやり方で、ひとりごと学習法をぜひ試してみてください!
きっと文章構築能力がめきめき向上するのを実感するはずです!
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