「忙しいので効率的に英文法を身につけたい」、「そもそも英会話に文法は必要なの？」と悩んでいませんか？
結論から言うと、英会話に文法は必要です。そして、「例文を活用し、アウトプットを意識した学習」を心掛けることで、効率的に文法を習得することができます。
見落とされがちな例文ですが、例文を上手く活用できれば、あなたの学習効率は何倍にも跳ね上がります。
この記事を読めば、効率的な英文法勉強法がわかります。
- 英会話に英文法が必要な理由
- 効率的な英文法勉強法
- 英文法習得後にすること
英語を話せるようになりたければ、英文法は必須です！
効率的に英文法をマスターしましょう！
英会話に英文法は必要
英会話学習を進めていると「文法なんて必要ない」という意見を耳にしたことはないですか？
結論から言うと、英会話に英文法は必要です。
なぜなら英語は単語、文法、発音の3つの要素で構成されていて、文法は語順を定める重要なルールだからです。文法を知らないと英語を正しく解釈したり、正確な文章を作成したりすることは不可能です。
つまり、英会話力を伸ばす上で英文法は必要な力なのです。
効率的な英文法勉強法
英文法の必要性が理解できたところで、ではここから具体的に効率的な英文法学習法を4ステップにわたって解説します。
【ステップ①】文法書の各単元内容を理解する
ステップ①は「文法書の各単元内容を理解する」です。
最終的に英文法を駆使して英会話力を高めることが目的なので、丸暗記では意味がありません。各単元内容を理解した上で、覚えていきましょう。
丸暗記と理解を伴った暗記の違いは「人に説明できるかどうか」です。
「関係代名詞の役割ってなに？」と聞かれてすぐに答えられますか？
この分野をきちんと理解している人は「形容詞節を作って前の名詞を修飾する」と答えられるはずです。
※形容詞節とは、名詞を修飾するかたまりのこと
まずは文法書の各単元内容を理解することが効果的です。
【ステップ②】例文を読み込み、文法の感覚をより鮮明にする
ステップ②は「例文を読み込み、文法の感覚をより鮮明にする」です。
なぜ例文を読み込むことが重要かというと、例文には文法事項の要点が過不足なく詰まっていて、効率よく文法を学べるからです。
文章の説明だけを読んでいてもなかなか理解しにくい部分もあるでしょう。例文を上手く活用できれば、ネイティブがどんな時に、どんな感覚で各文法事項を使っているのかリアルに感じることができます。
例えば、助動詞mayには「～かもしれない」という推量の意味がありますが、和訳だけを見てもどんな場面で使うのかあまりピンとこないでしょう。そこで例文を見てみましょう。
It may or may not be true.「それは本当かもしれないし、本当じゃないかもしれない」という意味です。
実は助動詞mayは「50％半々」のニュアンスがあります。
そして、その感覚をこの例文は見事に表しています。予想50％というニュアンスが例文を読み込むことで理解でき、助動詞の感覚がより鮮明になります。
ここまで理解できていれば、将来的に自分でも学んだ文法事項を活用して英文を作成することが可能です。
つまり、例文を読み込むことが重要なのです。
【ステップ③】例文をアレンジして、オリジナル文章を作ってみる
ステップ③は「例文をアレンジして、オリジナル文章を作ってみる」です。
なぜオリジナル文章を作成するかというと、「わかる」から「できる」へと知識を昇華し、運用力を高めることができるからです。
各単元内容を理解できたとしても、自分で自由自在に使いこなせるとは限りません。「わかる」と「できる」の間には大きな差があります。
例文のアレンジ方法ですが、元の例文を大きく変える必要はありませんよ。
例えば、You msut be tired.という例文があれば、You msut be sick.へとアレンジする程度で構いません。単語を1つ自分で変えるだけで十分です。
慣れてきたら、自分の言いたいことや感覚を表現するために、1から例文を作成してもいいですが、まずは少しずつアレンジすることから試していきましょう。
つまり、例文をアレンジして、オリジナル文章を作ることで運用力を高められます。
【ステップ④】作成した文章を、何度も声に出して言ってみる
ステップ④は「作成した文章を、何度も声に出して言ってみる」です。
なぜ声に出す必要があるかというと、理解した内容を定着させるためです。「もしこの例文を自分が使うならどんな時かな？」と考えてみましょう。
例えば、先ほどのYou msut be sick.の例文であれば、顔面蒼白の友人に対して、開口一番声をかける場面を想定して気持ちを込めて、何度も声に出して言ってみてください。
きっと英文のニュアンスがひしひしと伝わってきて、より理解が捗るはずです。
全ての総仕上げになるので、記憶に定着させるためにもこのステップは非常に重要です。
また、このステップでは発音知識も必要になるのでまだ、発音知識が身についていない人は、そちらの勉強も同時並行で進めるとより効果的です。
つまり、自分で作成したオリジナル文章を何度も声に出して言ってみることが効果的です。
英文法習得後は何をすればいい？
一通り英文法学習に目途が立てば、習得した文法知識をより実践的な知識に昇華させましょう。
なぜかというと、そもそも英文法を学習する目的は得た知識を英会話で使いこなすことだからです。
実践的な知識に昇華させるおすすめの方法は2つあります。
1つ目はアウトプットを普段の勉強時から意識することです。
意識することが重要です。多くの人は英文法を学んで終わりにしています。言い換えると、英文法を覚えただけの状態で、実践的な知識に昇華させる段階が抜け落ちているのです。
こうした人が「英会話に英文法はいらない」と発信しているのだと思いますが、みなさんは英文法の重要性を認識したはずなので、そうした雑音に惑わされずに淡々と日々の学習に取り組んでください。
そういわれても、アウトプットとして具体的に何をすればいいのかピンとこないですよね。
具体的なアウトプットのやり方については以下の記事で解説しています。
また、スピーキングに限らず、他の分野でも文法は活用できます。例えば、ディクテーションをして聞こえた英文を書き起こすことはできたが、正しく解釈できないとしたら、それは「単語or文法」に原因があります。
文法の知識があれば、自分が問題に直面した時に論理的に解決策を導くことができるのです。
2つ目は実際に会話で使ってみることです。
スピーキングの効果的な学習方法は「オンライン英会話」や「ひとりごと」などがあります。例えば、オンライン英会話であれば、英文法で学んだ知識を活用して言いたいことを英語で表現してみてください。
例えば、助動詞mayを学んだのであれば、「助動詞mayを使った文章を今日は言ってみよう」という目標を設定して、毎回のレッスンに取り組むとより効果的です。
特におすすめなのが、英語コーチングサービスです。
独学では、英語学習を継続できるか不安な人でも英語コーチングサービスなら安心です。
専属のコンサルタントがあなたに合った学習プランを作成してくれるので、忙しい社会人でも効率的に英語が話せるようになります。
ネイティブ講師との英会話レッスンなどアウトプットの場も多く用意されているので、多くの人が陥りがちなインプット編重型の学習になることはありません。
おすすめの英語コーチングサービスについては、以下の記事で解説しています。
以上のことを踏まえて、英文法習得後は、より実践的な知識に昇華させることを常に意識していきましょう。
まとめ：今日からすぐに英文法学習に取り組んでみよう
今回は英文法の学習方法について解説しました。
効率的に英文法を学習するためには、以下の4つのステップを順にこなすことが効果的です。
- 【ステップ①】文法書の各単元内容を理解する
- 【ステップ②】例文を読み込み、文法の感覚をより鮮明にする
- 【ステップ③】例文をアレンジして、オリジナル文章を作ってみる
- 【ステップ④】作成した文章を、何度も声に出して言ってみる
丸暗記では意味がありません。理解を伴った暗記を心掛けましょう。
また、覚えて終わりではなく、実践的な知識に昇華させるために、英語コーチングサービスなどを活用して、学んだことを自らアウトプットする姿勢も忘れないでくださいね。
学習初期段階で英文法を完成させることができれば、その後のあなたの英会話学習はどんどん効率的になり、英語力が増していることをすぐに実感できるでしょう。
今回解説した勉強法を参考に、今日から英文法学習に取り組んでみましょう！
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