最近、英語学習を始めた人の中には、
- 「独学でライティング力を伸ばせるのかな?」
- 「ライティング力を伸ばすメリットが知りたいなあ」
このように感じている人も少なくないでしょう。
そんな悩みを抱えている人には英語日記がおすすめです。
なぜなら、英語日記は初心者でも取り組みやすく、1人でどこでもできるというメリットがあるからです。
- ライティング力が伸びない理由
- 英語日記のメリット
- 英語日記の具体的なやり方
英語日記を実践することで、ライティング力はどんどん向上し、頭に浮かんだことがすらすら英語で表現できるようになります。非常に効果的な学習法なので、ぜひチャレンジしてみてください!
あなたはなぜライティングができないのか
ライティング能力が伸びないと、悩んでいる人は多いです。
なぜ、ライティング能力が思ったように伸びないのでしょうか?主な原因を3つ解説します。
インプット不足
1つ目の原因はインプット不足です。
なぜなら、文章構築能力を伸ばすには、前提知識として、「単語知識、文法知識」が必要だからです。
全く単語も文法も知らないのに、文章を書けるわけないですよね。
もし、ライティング学習に取り組んでいるのに全く成果を実感できないとしたら、それは前提となるインプットが欠けているからかもしれません。
例えば、自分で作った英文が正しく解釈してもらえるのか判断できない場合は、「単語知識、文法知識」が不足している可能性が高いです。
このような場合は、ライティング学習の前に、インプットに立ち返ることが有効です。
つまり、インプット不足が原因として考えられます。
書く習慣不足
2つ目の原因は書く習慣不足です。
なぜなら、ライティング力は1度や2度、取り組んだだけですぐに結果が表れるようなものではないからです。
十分な「単語知識、文法知識」があるにも関わらず、成果を感じていない人は、もう少しライティング学習を継続する必要があるかもしれません。
例えば、「毎晩5分だけ、寝る前にライティング学習に取り組む」のように、継続しやすい目標を設定して、書く習慣をつけることがおすすめです。
つまり、伸び悩んでいる原因として、書く習慣不足が考えられます。
添削不足
3つ目の原因は添削不足です。
なぜなら、自分1人では正しく解釈してもらえる英文が書けたかどうか判断しずらいからです。第三者から客観的なアドバイスをもらうことで、改善点が把握できます。
英語が得意な友人に見てもらってもいいですし、そんな相手が見つからない人は、オンライン英会話といったサービスを利用するのも効果的です。
つまり、効率よくライティング力を伸ばすには、添削してもらう必要があるのです。
ライティングを学ぶメリット
単語・文法が定着する
メリット1つ目は単語・文法が定着することです。
なぜなら、文章構築能力には「単語知識、文法知識」が必要不可欠だからです。知識は情報を読み込むことではなかなか定着しません。覚えた知識をアウトプットすることで、より記憶に定着して、「使える知識」へと昇華するのです。
例えば、「I have a friend who live in London.」という文章を書こうと思うと、「友達=friend」、「関係代名詞whoの用法」などを知っておく必要があります。
こうした知識を活用する中で、どんどん単語、文法が定着します。
つまり、単語・文法が定着することは大きなメリットです。
スピーキングに活かせる
メリット2つ目はスピーキングに活かせることです。
なぜなら文章構築能力はライティングとスピーキングに必要な能力だからです。
例えば、ライティングできれば、後はそれを発音知識を基に、口に出すことでスピーキングになります。
これらはどちらもアウトプットにあたるので、ライティング力が伸びると、必然的にスピーキング力も伸びます。
英会話を頑張りたいという人の中には、ライティングの学習は必要ないと思っている人もいますが、決してそんなことはありません。ライティングの側面からも英語力を鍛えることをおすすめします。
つまり、ライティング学習は、スピーキング力向上にもつながります。
おすすめ勉強法:英語日記
ライティング力を伸ばすのに、ぜひおすすめしたい勉強法が英語日記です。
英語日記のメリットと具体的なやり方について解説します。
英語日記のメリット
英語日記にはどんなメリットがあるのでしょうか。メリットを2つ解説します。
メリット①:1人でできる
メリット1つ目は1人でできることです。
英語日記は紙とペンさえあれば、できます。誰かと予定をあわせる必要もないので、個人のスケジュールに合わせて、取り組むことができます。隙間時間学習とも非常に相性がいいです。
メリット②:コストがかからない
メリット2つ目はコストがかからないことです。
前述のとおり、英語日記は紙とペンさえあればできるので、コストがかかりません。学習は継続することが大切ですから、コストがかからないのは大きなメリットでしょう。
英語日記の具体的なやり方
では、ここから具体的に英語日記のやり方を、5つのステップに分けてご紹介します。
ステップ①:ノート、辞書を用意
まずノートと辞書を用意しましょう。もし紙のノートではなく、スマホなど日記帳に記入したい人はそちらでも構いません。また、辞書についても紙の辞書ではなく、ネット検索を用いても問題ありません。
ステップ②:日本語で日記を3行書く
ではまず、日本語で日記を3行程度書いてみましょう。書くべきことが何も思い浮かばない人は、「その日に起きたこと」と「それへの感想」を軸に考えてみましょう。
また、この時できるだけ簡単な日本語で表現することが重要です。1度書いてみて、難しいと感じたら、簡単な表現に言い換えられないか、確認してみましょう。
ステップ③:知っている単語、文法を駆使して日本語から英語に翻訳する
日本語で日記が書けたら、次は英語に翻訳しましょう。
自分が知っている単語、文法を駆使して英訳します。この段階では、使い方が合っているのか不安かもしれませんが、気にしないでどんどん英訳していきましょう。
完璧な英語にこだわり過ぎると必ず嫌になります。最初は粗削りで大丈夫です。
学習が進むにつれて少しづつ洗礼されていくので、ミスに怖がらず進めていきましょう。
ステップ④:英訳に困ったら辞書で調べる
どうしてもいい単語、いい文章が思い浮かばない場合は、辞書等で調べましょう。翻訳アプリを試してみたり、「言いたいこと(日本語)、英語」などで検索してみるのも有効です。
ただし、あくまで調べるのは困った時だけです。常に調べてしまうと、自分でアウトプットする機会をみすみす減らしてしまうことになるので、まず自分の頭で考えてから、どうしてもわからないときのみ、調べるようにしましょう。
ステップ⑤:声に出して言ってみる
英語日記が完成したら、最後に取り組んでほしいのが、「声に出して言ってみる」ことです。
なぜかというと、声に出すことで、スピーキングの練習にもなるからです。
教科書の英文ではなく、自分で作った英文なので、気持ちを込めやすいはずです。機械的に発音するのではなく、気持ちを込めて言ってみることで、より実践的な知識を習得できます。
英語日記を実践する上で気を付けること
インプット不足の場合、英語日記の効果は激減してしまいます。なぜなら、英語日記はアウトプットに相当するからです。そのため十分な知識がないまま取り組んでも望ましい結果は得られません。
もし単語、文法学習がまだ済んでいないいない人は、今回紹介した英語日記を実践する前にインプットから取り組むことがおすすめです。
例えば、社会人になってから英会話学習を本格的に始めたのであれば、基礎力がまだ備わっていない可能性があります。その場合、まずは優先的に、基礎力の養成に取り組んだ方がいいでしょう。
英語日記に取り組んで、十分な結果を得られる前提条件を満たしているかよく検討する必要があります。適切な学習方法だと判断した場合は、ぜひ試してみてください。
伸び悩んだときは
英語日記を実践しているが、あまり効果を実感できないときはオンライン英会話を利用するのがおすすめです。
なぜなら、ライティング力向上には他者からの添削が必須だからです。我流で続けていると非効率的な学習になってしまう恐れがあります。
信頼できる人に添削してもらうのが理想ですが、なかなか身近に相談できる人がいない人が多いでしょう。そこで、おすすめなのが、オンライン英会話です。
オンライン英会話であれば、忙しい社会人でも隙間時間を見つけて利用することができます。
オンライン英会話と聞くと、スピーキングの練習しかできないと思うかもしれませんが、英語日記の添削をお願いすることで、ライティング力を伸ばすこともできます。
また、英会話中の雑談の中で、英語日記で作成した文章がそのまま使えることもあるでしょう。
英語日記だけでも十分効果的ですが、オンライン英会話と組み合わせて、アウトプットまで行うことで、さらに英会話力を伸ばしていくことができます。
つまり、英語日記とオンライン英会話は非常に相性がいいのです。
まとめ:英語日記を実践してリーディング力を伸ばそう!
今回は、英語日記がおすすめな理由と、具体的な実践方法について解説しました。
リーディング力を伸ばすには英語日記がおすすめです。
なぜなら、効果的なアウトプットができ、知識の定着も捗るからです。
英語日記の具体的なやり方は以下の通りです。
- ステップ①:ノート、辞書を用意
- ステップ②:日本語で日記を3行書く
- ステップ③:知っている単語、文法を駆使して日本語から英語に翻訳する
- ステップ④:英訳に困ったら辞書で調べる
- ステップ⑤:声に出して言ってみる
英語日記には基礎力が身についていないとうまく活用できないというデメリットもあります。
しかし、インプット学習が終わった後に取り組むアウトプットとしては、非常に効果的です。
まずは、単語・文法学習に取り組み、基礎力が定着したら英語日記に取り組んでみましょう!
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