英語を学び直そうと思ったとき、一番つまずきやすいのが「何から始めればいいのか」という迷いです。自分のレベルは何となくわかっても、具体的にどの順番で学べば効率よく伸ばせるのかは、なかなか判断が難しいですよね。
この記事では、忙しい社会人でも迷わず進めるように、レベル0〜4までの“次にやること”を明確にまとめました。
どのレベルでも「最優先タスクを1つだけ」に絞ることで、短時間でも確実に成果が出るように設計しています。あなたが今すぐ踏み出せる一歩を、ここで一緒に見つけていきましょう。
「自分の英語力がわからない」「次に何をしたらいいのかわからない」という不安を抱えたくない人は、ぜひ今回の記事を最後までご覧ください。
レベル診断(簡易セルフチェック)

学習計画を立てる前に、まずは現在地を把握しましょう。
次のチェックは、感覚的に自分の位置をつかめるよう簡潔にまとめています。複数のレベルに当てはまっても問題ありません。最も「違和感なくしっくり来る」ものを選べば十分です。
迷ったときは、文章よりも「話す・聞く」の感覚のほうが本当の実力を反映しやすいので、会話のしやすさで判断してもOKです。
レベル0|中学英語がほとんど抜けている(超基礎からリセット)
このレベルの人は、英文を見た瞬間に意味が止まってしまうことが多い段階です。単語力も文法もまだ土台ができていない状態なので、まずは「理解できる素材」を増やすことが最優先になります。
最初の数週間は、難しいことは考えず“中学英語の土台作り”に集中すると一気に世界が変わります。
次にやるべき3ステップ
① 中学英単語1000語を音で覚える(最重要)
英語の理解は単語数に強く依存します。まずは最低限の1000語を、音声と一緒に覚えるのが最短ルートです。
② 中学文法を短期間で総復習
be動詞・一般動詞・助動詞・時制など、基本ルールを再確認するだけで英文が一気にわかりやすくなります。
③ 1日1文でいいので英作文→音読を習慣化
学んだ文法を“使える”状態にするために、短くても英文を作って声に出すことが大切です。
レベル1|中学英語はなんとなく覚えているが不安定
英文を読むと「なんとなく意味は取れる」けれど、文法の理解や語順の感覚にバラつきがある段階です。読めるけれど話せない、聞けないというギャップもここで生まれやすく、基礎をもう一度だけ整えることで一段上に伸びやすくなります。
次にやるべき3ステップ
① 品詞と5文型を短時間で整理
構造の理解をクリアにすると、英語の“読み方・聞き方”が根本から変わります。
② 短文シャドーイングで語順の感覚を体に入れる
英語の語順に慣れることで、聞き取りとスピーキングの土台が整います。
③ 瞬間英作文で使える英語に変える
短い英文を瞬時に作る練習は、会話力の向上に直結します。
レベル2|英文は読めるが、話す・聞くが追いつかない
読解はできるのに、いざ音声になると途端に難しく感じる…。このギャップに悩む人は非常に多いです。原因の多くは「音の処理速度」と「英語を英語の語順で理解する回路」が不足していることです。
ここを強化すると、会話が一気にラクになります。
次にやるべき3ステップ
① 短い音声を繰り返し聞き、基礎リスニング精度を上げる
長い教材ではなく、30〜60秒の短い音声でOK。繰り返し聴くことで“聞き取れる音”が増えます。
② 音読→シャドーイングの段階トレーニング
音読で意味をつかみ、シャドーイングで音と語順に慣れる。これだけで処理速度が大きく変わります。
③ 1分スピーキングで瞬発力を鍛える
短いトピックを1分で話す練習は、瞬発的なアウトプット力を育てる最も効率的な方法です。
レベル3|TOEIC600〜750。読めるが運用力が不足
読む力や知識はあるのに、実践の場で英語が自然に出てこない層です。語彙や文法は十分でも「使う訓練」が不足していることが原因なので、“理解ベース”から“運用ベース”へ切り替える時期と考えると伸びやすいです。
次にやるべき3ステップ
① 中級シャドーイングで英語脳を活性化
ネイティブスピードに近い短い音声を使い、理解と発話の処理速度を上げていきます。
② 瞬間英作文→1分スピーキングでアウトプット習慣化
読み・知識偏重の学習から、「実際に出す」練習へ比重を移します。
③ 分野別(ビジネス)リーディングで語彙を実務にリンクさせる
自分の業界の記事を読むだけで、実務で使う英語の伸び方が大きく変わります。
レベル4|TOEIC800〜。実務はこなせるが流暢さを上げたい
ビジネスシーンでは最低限困らないけれど、「もっと自然に話したい」「雑談や即興の説明が弱い」と感じる段階です。ここからは“英語力を底上げ”するよりも、“場面別の運用力”に焦点を当てるほうが効率的です。
次にやるべき3ステップ
① ネイティブ音声で高負荷シャドーイング
スピードの速い音声や専門性の高い素材を使い、処理スピードをさらに高めます。
② 要約スピーキング・簡易プレゼンで論理的な話し方を強化
構成力が上がると、会議での説明・雑談・意見表明が一気にスムーズになります。
③ 分野別語彙を体系的に強化
必要な語彙セットを集中的に伸ばすことで、「わかっているのに言えない」状態を解消できます。
レベル診断 → 次にやること MAP(最重要パート)

ここでは、あなたのレベルに応じて“最優先で取り組むべき1つのタスク”を明確に示します。
学習法を迷いやすい人は、この「最初の一手」だけ押さえればいい循環が生まれます。
複数のタスクを同時に進めるよりも、最優先タスクを2〜4週間だけ集中して行うほうが圧倒的に伸びます。
このMAPはそのための指針としてご活用ください。
MAPの使い方
- 上のレベル診断で自分の段階を確認
- 下の表で「最優先タスク」を選ぶ
- 今週はその1つだけに集中し、ルーティンを作る
優先タスクMAP
| レベル | 最優先 | 補助① | 補助② | 週の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 0 | 中学単語1000語(音声) | 文法総復習 | 1文英作文 | 3〜5時間 |
| 1 | 5文型・品詞整理 | 短文シャドーイング | 瞬間英作文 | 2.5〜4時間 |
| 2 | 短い音声の反復 | 音読→シャドーイング | 1分スピーキング | 3〜5時間 |
| 3 | 中級シャドーイング+要約 | 瞬間英作文 | 分野別読み | 4〜6時間 |
| 4 | 高負荷シャドーイング | 要約/プレゼン | 分野別語彙 | 4〜7時間 |
今すぐ始められる15分ルーティン(忙しい人向け)

「まとまった時間が取れないから続かない…」という悩みをなくすために、15分だけで完結するルーティンを用意しました。これらはすべて、学習効果の高い“短時間×高密度”のメニューです。
どれか1つを毎日やるだけで、数週間後に確かな変化を感じられるはずです。
A:初級向け(単語+瞬間英作文)
単語学習で基礎を補強し、10分の瞬間英作文で「出す力」を鍛えます。
B:中級向け(シャドーイング集中)
短い音声素材を繰り返し追うだけで、語順の処理力とリスニング力が上がります。
C:上級向け(要約+発話)
短い記事を読んで1分で要約し、そのまま録音して振り返ることで、論理的に話す力が伸びます。
まとめ:まずは“1つ”に集中し、数週間だけ継続しよう!
今回はレベル別”次にやること一覧”について解説しました。
レベルに関係なく、英語が伸びる人は「やることを増やさない」ことが共通しています。最優先タスクを1つだけ決めて、2〜4週間続ける。成果を振り返り、次の一手を加える。
この小さなサイクルが積み重なることで、半年後には大きな変化が生まれます。
あなたの今の位置から、最短距離で伸ばすための“一歩”がここにあります。
迷ったらまたいつでも見直してくださいね。
「英語学びなおし」の全体像を確認したい方は、こちらの記事をご覧ください。



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