【初心者必見】発音の勉強方法をわかりやすく解説!

基礎力

リスニング学習を進めている人は、

  • リスニング力を伸ばすにはどうしたらいいんだろう?
  • 速すぎて全然聞き取れない

このように感じたことはありませんか?

そんな人には発音知識を学ぶことをおすすめします!

発音は英語の基礎力を構成する要素の1つで、その効果は絶大です。

今回解説する勉強法で発音知識を習得することで、今よりも圧倒的に聞き取り能力が向上します!

それだけでなく、スピーキングにも良い影響をもたらします。英会話力を総合的に引き上げてくれるので、まだ発音知識を学んだことがない人は必見です!

今回の記事でわかること
  • 発音を学ぶメリット
  • 発音記号勉強法
  • 音声変化勉強法

発音知識を習得したいと考えている人には参考になる内容なので、ぜひご覧ください!

発音知識は2種類

発音知識は「発音記号」と「音声変化」の2つに分類されます。

発音記号(基本)

発音記号には母音と子音があります。

2つ合わせてもそこまで量はないので、集中的に覚えることが可能です。

発音記号を覚えるときは必ず自分の口を動かしながら練習しましょう。

母音であれば「二重母音」、子音であれば「有気音と無気音」など聞きなれない用語が多く難しく感じるかもしれませんが、丁寧に学習していくことで必ず習得できます。

音声変化(発展)

音声変化とは、単語の表記から想定される発音と実際に話される発音との間にずれが生じることです。簡単に言うと、単語が元の発音とは異なる音で発音されることです。

なぜ、このようなことが起きるのかというと「言いやすいから」です。実際に話しているネイティブは音声変化のルールを覚えて実践しているわけではありません。

言いやすいように発音した結果、自然と音声変化が起きているのです。

例えば、can I は「キャン アイ」ではなく「キャナイ」と発音されます。詳しいルールは後述しますが、「キャナイ」と発音した方が言いやすいからみんなそう言っているだけのことです。

ネイティブが当たり前に実践しているルールを第二言語として英語を学ぶ我々は、体系的に学ぶ必要があります。

リスニング力を伸ばす上で、音声変化は避けて通れない分野です。

発音は英語の3要素の1つ

英語を構成する3要素とは「単語知識、文法知識、発音知識」です。

これらは英語の基礎力を養成する上で必ず習得する必要がある要素です。

発音知識は3要素のうちの1つであるため、英会話初心者は特に、学習初期段階でマスターしておくことをおすすめします。

発音以外の単語と文法については、以下の記事で解説しています。

発音を学ぶメリット

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今まで発音の重要性を感じたことがある人はもしかしたら少ないかもしれません。

ですが、発音を学ぶことで、リスニングとスピーキングは飛躍的に向上します。

発音を学ぶメリットを2つ紹介します。

自分の認識と実際の発音とのずれを矯正できる

メリットの1つ目は自分の認識と実際の発音とのずれを矯正できることです。

なぜなら発音知識が分析の軸となるからです。

例えば、弱形を知らないと一生聞こえない「of」の音を聞き続けて聞こえないと悩むことになります。(詳細は後ほど)。弱形という知識があれば、「ここのofは、はっきりとオブとは言っていないんだな」と正しく理解できます。

何の知識もないと、聞き取れない原因が分析できず、伸び悩んでしまうでしょう。

つまり、自分の認識と実際の発音とのずれを矯正するためには、発音知識が必要なのです。

音声知覚が鍛えられる

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メリットの2つ目は音声知覚が鍛えられることです。

リスニングのプロセスは音声知覚と意味理解の2つに分けられます。

最初の音声知覚では聞こえてきた音を正しい音として認識し、その情報を基に次の意味理解で意味を解釈します。

つまり、この音声知覚の段階でエラーが生じると、間違った情報が次の意味理解のプロセスに送られるため、元の発言を正しく解釈することは不可能なのです。そのため、音声知覚を鍛えることは非常に重要です。

聞こえてきた音を正しい音として認識するためには発音知識が必要です。

なぜなら、自分で発音できない音は聞き取れないからです。

つまり、発音知識をマスターすることで、自分でも正しい発音ができるようになり、音声知覚が鍛えられます。

発音記号勉強法

発音記号の読み方を学び、子音と母音の発音を学んだら、以下の勉強法に取り組むのがおすすめです。

方法①:録音

1つ目の方法は録音です。自分の発音を録音して、聞き返してみましょう。

なぜ録音が有効かというと、自分の発音を客観的に分析できるからです。

我流で発音しているだけでは上達は難しいです。お手本の発音と自分の発音のずれを認識してそのずれを埋めていく作業が欠かせません。

録音して聞き返すことで、問題点を把握しやすくなります。

録音に取り組むのがおすすめです。

方法②:音声認識機能

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2つ目の方法は音声認識機能を使うことです。

音声認識機能とはSiriや翻訳アプリなどに備わっている、声を認識して文字起こししてくれる機能のことです。

機械が正しく自分の発音を聞き取ってくれるか試してみましょう。

例えば、「girl」と発音したつもりなのに「god」と認識されてしまった場合、発音に問題があったと理解できます。
「rの発音は合ってたかな?」と課題点を洗い出してみましょう。

対面で発音練習するのは緊張するし苦手という人は特に、音声認識機能を活用することがおすすめです。

音声変化5パターン

音声変化の勉強法を解説する前に、音声変化のパターンを把握しておきましょう。

押さえておくべき音声変化は全部で5パターンあります。

連結

連結とは音と音がつながって発音される音声変化のことです。

具体的には、1つ目の単語の最後の音と次の単語の最初の音がつながります。

例えば、talk about は[k] と [a] が連結して、「トーバウト」と発音されます。

同化

同化とは1つ目の単語が次の単語に影響を受けて、違う音に変わる音声変化のことです。

連結と似ていますが、連結は音がつながるだけだったのに対し、同化は違う音に変化します。

例えば、could you は「クデュ ユー」ではなく「クュー」と発音されます。

「ジ」のような音が新たに生まれるのがポイントです。

脱落

脱落とは本来あるべき音が発音されない音声変化のことです。

例えば、good job の [d] は発音されません。

また、speaking の [g] は発音されません。

スペル上はあるはずなのに、発音されないのがポイントです。

ら行化(フラッピング)

ら行化とは[t]が[r]や[d]のように発音される音声変化のことです。

日本人にとっては、ら行に近い音として聞こえるかもしれません。

例えば、water は「ウォーター」ではなく「ウォーラー」と発音されます。

※地域によっては、ら行化が起きないこともあります。イギリス英語ではら行化が起きないことが多いです。もちろん個人差もあります。

弱形

弱形とは普段の発音のことです。

例えば、of は「オブ」ではなく「ァヴ」のように発音されます。

この場合、「オブ」が強形で「ァヴ」が弱形となります。弱形と聞くと、弱く発音すると思うかもしれませんが、そうではありません。

of の本来の発音が弱形なのです。強形は強調する際にたまに使う程度で、ほとんどは弱形で発音されます。

これを知らないと、「of が聞き取れない!」と悩んでしまうかもしれませんが、聞き取れないんじゃない、そもそも言ってないだけなんです。

なお、弱形を持つ単語は一部の単語のみなので安心してください。

音声変化勉強法

それでは、おすすめの音声変化勉強法をおすすめします。

方法①:ディクテーション

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ディクテーションとは、英文を聞いて書き取る学習法です。

ディクテーションがおすすめな理由は、音声変化の重要性に気付けるからです。言い換えると、音声変化を知らないと全くと言っていいほど聞き取れないと実感します。

例えば、ディクテーションをして書き取った英文と、スクリプトを見比べたときに違う部分があるはずです。

単語、文法知識が身についている前提で進めると、正しく聞き取れなかった原因はほとんど音声変化によるものです。

つまり、ディクテーションに取り組むことで、音声変化の重要性に気が付けるのです。

ディクテーションについては「【初心者必見】リスニング力を伸ばすディクテーションについて解説」で解説しています。

方法②:イミテーション

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イミテーションとは真似することです。聞き取れなかった部分の正しい音声を聞いて、同じように発音してみましょう。

リスニング学習法を探していると「とにかくネイティブの真似をしよう!」という意見を目にしたことはありませんか?

イミテーションが効果を発揮するのは、正しい音声変化の知識を備え、ディクテーションによる課題発見を行った場合のみです。

なぜなら、ディクテーションの結果、聞き取れなかった部分があり、その原因を分析する過程で必ず正しい音声変化の知識が必要になるからです。

「今回は連結が起きていたから、聞き取れなかったのね」と分析できれば、次に取り組むべきことは明白でしょう。

要するに、「なぜそのような発音になるのか」を理解した上で、イミテーションに取り組むと効果的な学習になるのです。

方法③:シャドーイング

シャドーイングとは英語音声を聞きながら1語、2語遅れで音声のあとを追いかける学習法のことです。

ディクテーションとイミテーションを経て、課題分析は完了している状態です。

最後に仕上げとして、シャドーイングに取り組みます。ここでの目的は音声変化を習得し、自分でも自動的に同じように発音できる状態を目指すことです。

これまで理論の重要性を語ってきましたが、言語には慣れも必要です。特に、英会話力を高めたいと考えているなら、意識せずとも正しい音声変化を再現できる状態を目指すべきです。

シャドーイングに取り組むことで、音声変化学習の総まとめとして、知識を定着させることができるのです。

シャドーイングについては「【初心者必見】リスニング力を伸ばすシャドーイングについて解説」で解説しています。

まとめ:発音知識を今すぐ身につけよう!

今回は発音知識について解説しました。

発音を学ぶメリットは以下の通りです。

発音を学ぶメリット
  • 自分の認識と実際の発音とのずれを矯正できる
  • 音声知覚が鍛えられる

主体的に英語学習を進めていくには、発音知識が必須です。

また、発音知識は全部で2種類ありました。

発音記号の勉強法は以下の通りです。

発音記号勉強法
  • 録音
  • 音声認識機能

音声変化の勉強法は以下の通りです。

音声変化勉強法
  • ディクテーション
  • イミテーション
  • シャドーイング

発音知識はリスニングとスピーキングを伸ばしていくうえで非常に重要な知識です。

英語の基礎力にあたるので、優先的に学習していきましょう。

今回の記事を参考にすれば、誰でも発音知識を身につけられるので、おすすめの勉強法をぜひ試してみてください!

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