「英語を話せるようになりたいけど、どうやって勉強すればいいの?」そう思ったことはありませんか?
「英語を話せる」といっても、そのレベルには幅があります。単語を並べるだけの会話なのか、スムーズに言いたいことを伝えられるのか、ネイティブと対等に話せるのか…。
実は、スピーキング力を伸ばすには「単語力」「発音」「文法・表現」「実践練習」の4つの要素が欠かせません。この記事では、それぞれの要素と具体的な習得方法を解説します!
「スピーキングができる」とはどんな状態か?

「スピーキングができる」とは、「ただ単語を並べるだけではなく、自然な会話ができる」状態と定義します。つまり、流暢さと正確さを兼ね備えた状態のことです。
では「流暢さ」と「正確さ」のどちらを優先すべきでしょうか?
これは学習者の目標によって異なります。
目標がビジネス英語や試験対策の場合は、早い段階から正確さを重視する必要があります。
目標が旅行で英会話をすることなら、流暢さを優先すべきです。(多少のミスは大した影響がないので)
流暢さと正確さを兼ね備えた状態を最終的には目指しますが、目指すレベルによって学習方法が変わります。最適なバランスを考えながら学習を進めましょう。
日本人は正確さに偏りがちなので、流暢さを多少優先するといいかもしれません。
スピーキング力を伸ばすための4つの要素と習得方法
スピーキング力には「単語」「発音」「文法・表現」「実践練習」の4要素が必要です。
単語力:言いたいことを表現するための土台
単語力は全ての土台になります。
まずは日常会話でよく使う単語・フレーズを優先的に学びましょう。
1文で伝えられる「便利フレーズ」を覚えると会話ですぐに使えるので自信をつける意味でもおすすめです。(例:「Let me know」「It depends」など)
おすすめ学習法:単語アプリ(Anki, Quizlet)、フレーズ暗記、映画・ドラマで使われる表現をメモ
発音:聞き取ってもらえる英語を話すために重要
いくら正しい表現を知っていても伝わらなければ意味がありません。
聞き取ってもらえる英語を話すには発音が重要です。
カタカナ英語を卒業し、「通じる発音」を身につけましょう。
母音・子音の違い(LとR、VとB など)を意識するのがポイントです。
また、リンキング(音のつながり)を理解するとグッとネイティブっぽく発音できますよ。
(例:「Did you」→「Didja」)
おすすめ学習法:シャドーイング、フォニックス学習、録音して自分の発音をチェック
文法・表現:シンプルな文章で伝える力をつける
スピーキング力を伸ばすのに、難しい文法は必要ありません。
難しい文法を使わなくても、簡単な文章で十分伝わります。
コツは「型」を覚えて応用するすることです。
例えば、「I want to ~」「I’m going to ~」という型を覚えておけば、動詞を入れ替えることで無限に文章が作れます。
単語帳や文法書の例文を活用すればこのような「型」を効率的に習得できますよ。
時制・前置詞など、最低限のルールは優先的に理解するようにしましょう。
おすすめ学習法:短い文章で英作文、英語日記を書く、会話の「型」を覚える
実践練習:とにかく話す機会を増やす!
単語・発音・文法の基礎が固まったら、後やることは実践練習のみです。
ひたすら話しましょう。とにかく話す機会を増やして運用力を高めます。
まずは「英語を話す習慣」を作ることが最重要です!
- オンライン英会話
- 英語カフェ
- AI英会話アプリ
実践練習に取り組んでいると、「とっさに英語が出てこない…」と悩むことがあるでしょう。
そんな悩みを克服する練習法が即興スピーキングです。
3秒以内に思いついた内容を英語で表現する練習法です。これに取り組むと使いこなせる単語や文法が増えるので、効率的にスピーキング力を伸ばせますよ。
言いたかった表現が出てこなかったら、その表現を調べてメモして次のスピーキングの機会に活かしましょう。
おすすめ学習法:オンライン英会話(Cambly, DMM英会話)、英語で独り言、スピーキング練習アプリ(Elsa Speak, ChatGPT)
効果的にスピーキング力を伸ばすための学習プラン
学習者のレベル別にスピーキング力を伸ばすための学習プランを紹介します。
初心者向け(まずは英語を口に出す習慣をつける)
中級者向け(会話の幅を広げる)
上級者向け(スムーズな会話ができるようにする)
スピーキング力を伸ばす際の注意点
「正しく話さなきゃ」と思いすぎると話せなくなる
完璧主義になるとミスが怖くなり、話せなくなります。
特に最初は、文法ミスを気にせず、とにかく話すことが大事!
インプットだけでは話せるようにならない
リスニング・リーディングだけでなく、必ず「話す」練習をしましょう!
当たり前ですが、話す練習をしないと話せるようにはなりません。
インプットの方が学習の負担が小さいので自然とインプットに偏りがちになります。
インプットだけでは話せるようにならないことを心掛けましょう。
完璧な発音を目指しすぎると時間がかかる
発音を完璧にしてから話したくなりますが、そうすると永遠に話せません。
大事なのは、「最低限の発音を身につけたらとりあえず話してみて、話しながら改善する姿勢」です。
まずは通じるレベルの発音を目指せば十分です。そしてそのあとは伝えることを最優先しましょう。
話していく中で、発音の改善点が見つかればその時に復習しなおせばいいだけです。
実践と改善を同時に進めると上達速度がグッと高まりますよ。
「完璧な状態にしてから挑戦する」ではなく、「実践しながら完璧に近づけていく」イメージを持とう!
まとめ:「スピーキング力を伸ばすには、とにかく話す習慣を作る!」
✔ スピーキング力には「単語」「発音」「文法・表現」「実践練習」の4要素が必要
✔ まずは簡単なフレーズで「英語を口に出す」ことを習慣化する
✔ 毎日少しずつでもアウトプットを増やし、「話す機会」を作ることが重要!
「英語を話せるようになりたいけど、何をすればいいかわからない…」と思っているなら、まずは「英語を話す習慣」を作ることから始めましょう!



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